クリーンインストール覚書
- 2016/10/29 00:43
先日、知人のパソコンを調整するために預かった。
最近は他人のパソコンを預かって作業するようなことはあまりしないのだけど、
DIYも落ち着いたし、ちょっと試してみたい事もあって、特別に引き受けた。
メールのやり取りから勝手に、国産メーカーのceleronデスクトップPCとばかり思い込んでた。
ところがなんと海外メーカーのノート。
CoreTM2DuoにHDD230GB、年式の割りに最新OSも入るスペックだ。
電源を入れると「あれっ?」いきなりメインボードの起動時にエラーが表示された。
「聞いてないよ~」
バッテリーが駄目ってことかな。
これは時計とか維持する為のボタン電池が切れてる時に出るメッセージだ。
機種名でググってみるとると
「トラブルが起きた原因はボタン電池の消耗」との記事がたんと出てきた。
F1を押すとOSブートが始まったけど、なかなか起動してこない。こりゃ手ごわいぞ。
…まずボタン電池交換が必要だ。電池の種類をnet検索していると
この機種はコイン電池の問題を抱えていて、交換はキーボードもモニターも
全部分解しなきゃいけないとある。
裏蓋とかキーボードを外すくらいじゃ駄目。
メーカー発行の正式な整備マニュアルにも、そう書かれているらしい。
NEC製ノートなら経験はあるけど、フラットケーブルのコネクタを壊してしまうかも。
掲示板記事を読むと、ネジが余ったと書いている人が大勢いた。
僕もネジを余しちゃうだろうな。。。持ち主に分解の承諾を得て後には引けない。
作業前、手順をおさらいしようとネット検索すると型番違いの機種で
「超簡単!ボタン電池交換方法」というページを見つけた。
先の検索では出会わなかった救いの記事♪特殊な形状の器具を使う。
似たような器具は見た事ある♪
ワンコの歯石取りに使っているスケーラー。
紹介動画を何度も繰り返し見た。
裏蓋を開けて、外装ケースの下に割り箸を突っ込み回して隙間をつくりだす。
そこからスケーラーで電池を外す。
分解する事なく電池交換出来た。
HDDとDVDドライブは取り外してあったので、メモリーやヒートシンク、冷却ファンなど
故障の原因になるホコリの溜まる部分はエアガンでしっかり清掃した。
HDDのデータは全部消えるので、必要なファイルは退避しておくよう、
また、中を見るので見られたら恥ずかしいデータなどは、削除しておくように
予め伝えてあった。
パーティションを削除して、全領域で1パーティションを作成した。
こうしておくと先頭100MBに勝手に作られてしまう隠しパーティションが
作成されないらしい。
OSをクリーンインストールすると、狙いどおり先頭パーティションは出来てなかった。
起動後にディスクマネージャでCドライブを120GBに縮小させた。
空いた領域の80GBをDに割り当て残り約30GBをEに。
このEは完成後にシステムのバックアップイメージを保存してドライブ名を削除して隠す。
万一システムが壊れたときは、ここから修復できるようにしておくの。
HDD自体が壊れた場合は駄目だけどね。
今回、Cの縮小限界から120GBに縮小したけど、もっと小さくしたい場合は
先にパーティションを作って、空き領域が無い様にしておけば、
100MBパーティションは作られないらしい。
OSをクリーンインストールして、AdobeRやFlashPlayerやら必要なアプリを入れる。
ロールアップUpdate も適用、これは一気に出来て便利だ。一通りの設定を済ませて機能テスト。
問題が起こっても元に戻せるよう外部にディスク全体のイメージを取って、
さらにOSアップグレード。認証済みになった。
デバイスマネージャを見ると、認識されていないシステムデバイスがふたつ残っていた。
ググるとこれも解決方法を示した情報が見つかり解決。
Webで情報提供されている方々に感謝。おかげで恥をかく事なく作業終了。
今回の事で判った事。
100MBパーティションを作られないようにする方法。
有名なフリーのDVDコンテンツ圧縮ソフトは著作権法改正で停止。
なのに存在しない新バージョンが色々とあって、落とすとウイルスが付いてくるとか。
自分のWinXP機の中を探し、当時Versionのインストーラーを試してみたが、
最新OSではインストーラーがまったく動作しなかった。
DVDのバックアップが出来るsoftは新しいOSで使えるversionが手に入った。
しばらくこういった事を調べてなかったので、勉強になりました。