旧炭鉱の街、芦別の街外れの山中にある「カナディアンワールド」
妻の運転でナビに案内され着いた場所は、雑草が生い茂った広大な駐車場らしき場所でした。ここじゃないね。
なんだここは。。。
中までずーっと車で入って行けます。外の駐車場は無用な訳だ。
ジブリ作品「千と千尋の神隠し」を思い浮かべた。
訪れる人もわずかしかおらず、先客は乗用車3台ほど。。。
入場もちろん無料、建物の細かい部分、あちこち酷く朽ちてたりしている。
ほとんどは閉まっている。
立ち並ぶ建物の一つに、開いているギャラリー風の店があった。
入り口に独り立っていた小父さんから
「どうぞ中に入って見て行って、ワンちゃんも一緒に入っていいから」
と声をかけられた。
中には風景や花、野鳥の写真が壁に並んでいた。
道内の神社で撮ったフクロウのヒナが4羽並んでいる写真があった。
旅して回ってコンパクトデジカメで撮り集めた作品で、お売りになっいるそうだ。
建物によって差があるらしいが、その店の家賃は5千円らしい。
客も滅多に来なくて寂しいのか、聞きもしないのに色々と教えてくれた。
ここはかつて鉱山・炭鉱だったそうだ。山を掘ってすり鉢上になった場所。石炭土壌の表面に土を被せて、草木を植えて作ったカナダ赤毛のアンをモチーフにしたバブルの頃に作られたテーマパーク。
斜面にラベンダーを植えて、それを売りにオープン当初は入場料2500円したそうだ。
大雨が降ったとき、表層の土がラベンダーといっしょにすべて流されて壊滅したらしい。
来てすぐにイメージした「千と千尋の神隠し」というのは、正しかったようだ。